AED購入の見積もりと導入して分かった大事なこと。

私が参加している地域の自治体で、AED(自動体外式除細動器)購入するため見積もりをとりました。

自治体の公共施設など比較的、人目につく場所に設置されることが多いので、いまさら必要ないのでは?と思っていました。しかし、ほとんど公共の施設に設置されているケースが多く、夜間・早朝に市民の誰でも使えるものは、ほとんどないのが現状だそうです。

今後、購入設置の経緯も書けたら書いていきますが、まずはAED購入の第一歩、見積もりについてメモしておきます。

【追記】実際にAEDを導入してみて初めてわかったことも最後に追記しました。
AED(自動体外式除細動器)

AED設置場所は増えているけど、夜間・早朝に使えるものはほとんどない

ここ数年で、心停止時の初期対応として、AED(自動体外式除細動器)による効果の高さと、その後の生存率の違いが認識を深めていて、いたる場所に設置が進んでいます。

街中で下のようなマークを見る機会も多くなったのではないでしょうか?
AED(自動体外式除細動器)

実際に、あなたの住んでいる地域、または職場のまわりに、どの程度AEDの設置が進んでいるかについては、日本全国AEDマップのリンクから対象となる住所を入力すると地図上にAEDの設置箇所が表示されます。

試しに東京の日本橋一丁目を入力してみると下のように表示されます。
日本橋一丁目のAED設置地図

都心であれば、結構な数のAEDが設置されていることが分かります。しかし、それらのAEDは企業や建物の中に設置されていて、夜間や・早朝に利用できないものがほとんどです。

屋外のランニングコースにAED設置

夏場は気温が低く涼しい早朝・夜間にランニングをする人が多くなりました。

健康に良いと言われているランニング。たしかに中・長期的にみると、体重を減らすこともできるので中高年の生活習慣病の予防に特に効果の高いエクササイズであると言えます。

しかし、ランニング・ジョギングは運動中の心停止による死亡率の高い危険なスポーツです。テレビなどで日常的な運動として盛んにウォーキングを推奨しているのはこのためです。

心停止・心肺停止状態に陥った場合には、一刻も早い蘇生への対処が最も重要です。
下のキャプチャ図表は、心肺停止状態から救急隊員による心肺蘇生処置が行われた時間による、一ヶ月後の生存率と社会復帰率を表したものです。

心肺蘇生開始時間と生存率
出典:総務省、救急・救助の現況(PDF)8ページ

この図をみると、心停止から10分を過ぎてもAEDなどによる蘇生のための応急処置がなされない場合、1か月後の生存率が急激に低下することが分かります。

仮にランニングコースを走っているランナーが突然倒れた場合を考えてみましょう。倒れたランナーに誰かが駆け寄り、心肺停止を確認するまでに少なくとも2分は経過しているでしょう。残り8分でAEDを使用して救命対処をしなければ生存率が急激に下がります。AED機器を取り出して作動させるまでに2分かかるとすると、残り時間はわずか6分です。片道3分の場所に設置されているAEDを一直線に取りに行って、引き返さなければなりません。

本来であればAEDは、街中のいたるところに設置されている必要があると言えます。

AED購入にあたり見積もりを依頼

今回、自治会でのAED購入にあたり、下のリンク(AED販売さん)のサイトに見積依頼をしました。
ネットのAED販売店

Amazonなどのネットショップでも、AEDの機器自体は販売されています。価格もピンキリでAEDを使ったことのない我々には、果たしてどれを選んでよいのか全くもって分かりません。

AED設置後の講習会や、設置場所・設置方法のコンサルティングなども行ってもらえるようなので、お願いしています。

その後の詳細など、また記事にしたいと思います。

【追記】AEDを導入して分かった大事なこと

AEDの見積もりをとる段階では分からなかったことが、導入後にポロポロと出てきました。

AED機器を設置・導入

一番大事なこととして「AEDは設置してからがスタート」だということ。

安いAED機器を購入して終わりでは、多分いざというときに役に立ちません。

  • AEDはとまった心臓を動かすものではない
  • 優先すべきは心臓マッサージ
  • AEDは心臓マッサージの補助的機能にすぎない
  • AEDの使い方を学ぶ講習会

    AEDの導入後に使い方を学ぶ講習会を行いました。

    もし、あなたが倒れている人に出くわしたら、一番下の動画と同じように対処します。
    心肺停止状態の人に出くわすのは、きっと誰にとっても突然起こる事態なので、一度は観ておきたいところ。

    救助者が一人の場合には、救急車を呼んだ後に心臓マッサージ。
    救助者が二人いて、はじめてAEDの出番です。

    恥ずかしながら、AEDを設置した後も、この講習会を受けるまでは大きな誤解をしていました。
    AEDがあれば電気ショックで心肺停止状態から蘇生すると思っていたんです。

    AEDの正式名称は「自動体外式除細動器」、電気ショックで不規則にしか動かなくなった心臓の動きを戻すための機械です。

    自動体外式除細動器(じどうたいがいしきじょさいどうき、Automated External Defibrillator, AED)は、心室細動の際に機器が自動的に解析を行い、必要に応じて電気的なショック(除細動)を与え、心臓の働きを戻すことを試みる医療機器である。

    Wikipediaより

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