ロビン・ウィリアムズ氏が死去。うつ病は人を死に追いやる恐ろしい病気

アメリカの俳優で、アカデミー賞も受賞し日本でもよく知られていたロビン・ウィリアム氏が自殺したという報道がありました。

彼はうつ病であったという。肉体的に健康である人をも死に至らしめる病「うつ病」が恐ろしいです。

俳優ロビン・ウィリアムズさん自殺か

米国のアカデミー賞俳優ロビン・ウィリアムズさん(63)が11日、カリフォルニア州北部の自宅で死亡しているのが見つかった。地元警察によると、自殺とみられる。米メディアなどによれば、アルコール中毒に悩んだ時期もあり、最近は重度のうつ病だったという。

朝日新聞デジタルより

ロビン・ウィリアムス

私の近くにもあった、うつ病

以前、私の職場にもうつ病を発症した同僚がいました。

彼と私は、年は違いましたが、同じ仕事をする仲間でもあり、適度な仲間意識もあって、友人関係であったと思います。当時の仕事としては(今もあまり変わりませんが・・)朝から夜遅くまで仕事に追われて忙しい毎日。数字(売り上げ)に対するプレッシャーもありますが、依頼された仕事は何が何でも完遂しなくてはいけないという重圧のほうが大きかったように思います。

もうひとつ見落としがちで、私自身も結構キツイなと感じていたのが、仕事に終わりがないこと。仕事というのはどれもみな同じようなものかもしれませんが、ひとつの仕事が終わる前に、どんどん次の仕事が入ってきます。常に4・5本のプロジェクトを走らせている感じです。もちろんそれぞれの仕事に納期があるので、Aの仕事が終わっても、B・C・Dの仕事は進行中で、次のEの仕事を受注しようとしていたりします。スケジュール管理も大変ですが、それよりも「仕事が終わった!」という達成感を心底味わうことができないのが最も不健康であると考えています。

どう付き合えばいいのか分からなくなる悪循環

彼は、いつからか次第に出社することが少なくなってきました。うつ病を発症したと聞いたのは、少し後のことになってからです。

その頃に、いわゆるブラック企業なんていう言葉は無かったと思いますが。会社に心の病に対してケアをする体制というか空気のようなものはありました。

「がんばれって言っちゃいけない」
「彼の仕事の負担を軽くしろ」

というようなことを、まわりの人や部署を統括する人間から言われていました。これを言われて私自身は、彼になんと言って声をかけていいのか正直分からなくなってしまったんです。

今までと同じように接するのが一番だと思っていても、うっかり仕事の話を持ちだしてはストレスを与えてしまうかもしれない。また、以前のようにチョットしたブラックジョークで関心を引こうとしても、そこに彼の地雷があるかもしれないと思うと躊躇が生じます。

結果として、出社しても誰からも話しかけられることがなくなり、より孤立感を深め、それが彼をいっそう苦しめていったと思います。まさに悪循環です。一度、その穴に落ちてしまったら抜け出すことは本当に大変なのだと思います。

結局のところ、彼と私のなかで本当の意味で心を通わせることができていなかったんでしょう。これは、彼が私より年上でありながら(1年ほど)後輩であるという、ちょっと面倒くさい関係であったことで遠慮が生じたのかもしれない。私も彼が年上であることで少々遠慮をしていた。心底、彼を救ってあげたいという覚悟が私には備わっていなかったと思います。そういう意味で私自身も彼を傷つけていた加害者なのかもしれない。

最悪の結末は免れた

結局、彼は退社をしました。

私はそのとき、彼の退社が最悪の結末だと考えていました。

しかし、今回このニュースに触れたことで、実は最悪の結果は免れたんだと思い直すことができました。
残念ながら、彼が今どこでなにをしているかは分かりません。

気になるまとめ

癌や心筋梗塞など死に至る恐ろしい病気はあまたあります。

しかし、健康な肉体でも死に至る「うつ病」という病ほど、やっかいなものはないと思いました。

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