自由がある代わりに責任もついて回る。立入禁止の島でBBQをして救助を要請。

東京湾、富津沖に浮かぶ「富津第一海堡」に若者が無断で上陸。バーベキューや海水浴を楽しんだ後で帰ることができなくなり漁協の船に救助された。

ちょっとニュースとして大きく報じられてしまったが、こうした若者の悪ふざけや度の過ぎてしまった遊びは、若さの証明でもあると言えるし。殺人や強盗などの他者の命や財産を奪う行為に比べれば笑って許すこともできます。

しかし、自由と責任は表裏一体であることを少しずつ学んでいってくれれば嬉しいな、とおじさんは思います。

第一海堡でBBQをして救助される

海堡とは東京湾を守るため、砲台などを設置するために人工的に作られた島のこと。フジテレビがあることでもお馴染みのお台場と同じような位置づけだと思います。
富津第一海堡

千葉県富津市の富津岬から約1キロ沖合に浮かぶ第1海堡で30日午後、21~23歳の男女10人が戻れなくなり、漁協の船に救出された。第1海堡は明治期に建設された砲台跡で、立ち入りが禁止されている。男女は勝手に上陸し、バーベキューや海水浴をしていたという。

木更津海上保安署によると、同日午後4時15分ごろ、男子大学生(23)=神奈川県川崎市=から「第1海堡に上陸した友人を救助してほしい」と118番通報。富津漁協の救助船2隻が出動し、同5時半ごろに10人を助けた。

男子大学生はプレジャーボート(全長6・6メートル)で第1海堡へ友人らを迎えに行く途中で、周辺の浅瀬で座礁したらしい。
「ちばとぴby千葉日報」より

救助を要請してきた友人のプレジャーボート(といってもかなり大きい)で上陸しバーベキューや海水浴を楽しんでいたようです。迎えに行こうとしたらその友人のボートが座礁してしまった。

この水域は浅い場所が多く干潮時には干潟になるようなことも書いてありますから、完全に身動きがとれなくなってしまったんでしょう。自分のボートも困ったけど、置き去りにしている友人も困った状況だった。

自由があるから責任もある

「どうして子どもは一人でお祭りに行ってはいけないの?」「大人だけなんでも自由に決められてズルい!」

これは、子どもに頻繁に言われることなので、多少嫌気が差している。「お前が事故にでもあわないかと心配だから・・」とは、なるべく言わないようにしている。それを言うと「事故にあいさえしなければいいのか・・」と考えてしまいがちだと思ったからだ。

子どもには自由がない、ある意味で当然だと思う。自由を持ちたかったら相応の責任を追うべきであると思う。自分自身で責任を取ることができずに、その部分を保護者に任せているのならば、保護者の決める自由の裁量のなかで遊ぶべきであると思う。何か事故を起こしてしまった時に、対処と責任を取ることが出来るのが大人であるといえるし、それができない人は何歳であっても子どもなのであろう。

漫画「ゴルゴ13」の作者として知られる、さいとう・たかをさんは「わたしが子どもだったころ」のなかでこんなことを言っています。

そのころ出会った大人で忘れられないのは、東郷という名の教師です。ある日、東郷先生は、学校でも札付きのワルだった私に声をかけてきました。

「斉藤だったかな」
「なんや、新米の教師か。いじめられへんようにおれにあいさつにでもきたんか」
「そんなわけないだろう。ちょっといいかな。東京から来た東郷だ。よろしくな」
「よろしくなやあるかい。なにをすかしとるんじゃ」
「斉藤、なんでおまえは答案用紙を書かないんだ」
「知れとるわ。こんなもん丸暗記したらすぐ解けるクイズやないか。おまえら大人が勝手に決めたルールやろが。だから書かへんのじゃ」
「おまえの言い分はわかった。ただし、名前は書け。白紙で出すという責任をおまえがとらなくちゃいけない。それは大人も子どもも同じだぞ。おまえみたいな生き方をしていると、常に後ろを気にしていなくちゃいけないぞ。ルールは従うものじゃない、守るものだ」

あっ、人間社会というのはそんなものかと。六法全書を見ても「人を殺してはいけない」とは書いてありません。「人を殺したらこんな目に遭わせますよ」と書いているのであって、つまり善とか悪は約束事なんですね。

「わたしが子どもだたころ 一」より

気になるまとめ

立入禁止となっている島に上陸してバーベキューをしたり、島を探検したりという行為は、実は私でも想像しただけでワクワクしてきます。

それをすることによって、他者に迷惑をかける行為は快楽を伴うことが多いのが事実です。飲酒や危険薬物の摂取や犯罪など、これらのほとんどのものは、やってはいけないこととしてルールで決められています。

ルールを破ろうとしているときは、逃げも隠れもしないで自分の名前ですること、万が一、困ったことになってしまった時に自分で責任を取る覚悟ができているのであれば、堂々とそれをすることは潔いことだと思えます。

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