家庭用非常電源であらゆるリスクに備えることができるかもしれません。
また、リスクに備えるだけではなくて、固定費を削減する節約にも効果が高そうです。
震災時の停電時に心細かった携帯の充電
東日本大震災発生時、当日の夜を思い返し、最も心細かったのは、食料やガソリンや放射能でもなく、携帯の充電でした。
ちょうど、家人は実家に避難し、一人ぼっちの家。地震発生時から翌朝まで停電が続きました。
テレビでニュースを得ることもできず。
都市ガスが生きていても電気が停まると給湯器が動きません。
マンションでは、電気が停まると揚水ポンプが停止するため、水が出なくなるといいます。
電気がなくなると私たちの生活は、まさに八方塞がりです。
当夜、電話もほとんど繋がらなかったのですが、いつ繋がるようになるのか分からないので、充電に心細さはあるものの携帯の電源は入れっぱなしにしていました。電波が十分に入らない状態だと、頻繁に基地局を探して、バッテリーの消費が速くなります。減っていく携帯電話の充電を眺めながら、この夜ばかりは電気のありがたみを感じることができました。
スマートグリッドで電気を蓄える時代へ
世界的な潮流として、時代はスマートグリッド化に舵を切っています。
今まで、一方的に受電する(買う)だけだった電気を、余剰分については送電する(売る)ことが可能になりつつあります。
これまで、電力供給の主力であった、石炭火力や天然ガスなどの化石燃料による発電に代わって、少しずつですが持続可能な再生エネルギーの割合が増えてきました。火力発電は、必要のない時間帯に発電しない(燃やさない)コントロールが容易でした。しかし、太陽光発電、風力発電、地熱発電、潮流発電など、自然のエネルギーをソースにした発電方法はエネルギー量のコントロールが難しいといいます。これは、私のような素人でもなんとなく想像することができます。
コントロールしにくい自然エネルギーによってできた電力を、利用の少ない時間帯に蓄電して、需要の多い時間帯に効率よく利用することができれば、社会全体の電力量も相対的に小さくて済みます。
ただし、問題として大きな電力を蓄電するシステムというのは技術的に難しく、お金もかかるという。そこで注目されているのが家庭用の蓄電システム。多くの家庭で蓄電する装置を少しずつ持つことによって、総量として大きな電力を蓄える事が可能になります。
気になるまとめ
家庭レベルで出来る蓄電は、この世界を支える持続可能なシステムとして不可欠になっていくでしょう。
より多くの人が利用することで、蓄電池を導入するコストもどんどん下がっていくでしょう。
車は、ハイブリット車が売れているそうですがプラグインハイブリッドや電気自動車は、蓄電システムが備わっています。災害時にそれらの車から電力を利用する方法なども模索されているようです。