ホテルのチェックインのためにフロント前に並んでいる行列。混雑を横目にホテルのフロントを素通りすることが出来るサービスがリリースされそうです。
アメリカのホテル大手ヒルトンがスマートフォン(スマホ)をホテルのルームキー代わりに使えるサービスを発表した。2016年末までに世界の主要なヒルトンでの利用を目指すという。
お忍び・密会で使うことの多い芸能人にとっては大変有難いサービスと言えそうだ。
フロントを素通り、スマホがルームキー代わりに
あらかじめ予約をしていれば、チェックインの時間になればスマホを片手に、ホテルの部屋まで直行できるサービス。まるでETCカードのように該当する部屋の入り口に近づければ施錠が解除されるという。
チェックインのためにフロント並ぶことが好きな人はいないだろう。我々一般人であってもそうなのだから、広く顔を知られている芸能人であればホテルのフロントで面が割れることを煩わしく感じる人も多いことだろう。
また、一般人であっても、フロントで堂々と立ち居振る舞いができない用件でホテルを使う人も少なくないのではないだろうか。そんな人にとって大変ありがたいサービス。
ルームキーサービスは、同社が取り組むモバイル強化の一環。米国内のHiltonのホテルでは現在既にスマートフォンやタブレットのアプリでのチェックイン/チェックアウトが可能だ。2014年末までには80カ国以上の4000以上のホテルでオンラインでの部屋選びとデジタルチェックインを可能にする計画。
このサービスを利用するには、Hilton HHonorsのメンバーになり、iOSあるいはAndroidアプリをインストールする。このアプリから、フロアプランを見ながら部屋を選んで予約し、フロントで待たずにチェックインできる。アプリからは追加のアメニティのリクエストも可能だ。チェックアウトもフロントに行かずにアプリで完了できる。
ルームキーサービスが可能になると、フロントで鍵を受け取らずに直接部屋に直行できるようになる。
ITメディアニュースより引用
ホテルの経費削減にもメリット
ユーザー側だけではなく、ホテル側にとってもメリットが有るサービス。
アプリと専用予約サイトを用意しておけば、全世界のフロントに配置する人件費を大幅に削減することが可能になる。優秀なホテルマンを育てる社内研修が非常に重要だというホテル創業者の話を耳にしたことがある。
時間もお金もかかる人材教育を軽減することができれば、ホテル側にとってはユーザーに他のサービスを提供する機会になるであろう。また、当然ながらユーザーの支払う料金も安価に設定することが可能だ。
気になるまとめ
残念ながら、話しに聞くような混雑するようなフロントがあるホテルを利用する機会はほとんどありません。
しかし、全世界でこのサービスが利用できるようになれば、コミュニケーションは少なくなるかもしれませんが、旅の自由度は加速するように感じられます。