【逃げ恥】みくりへ思いを募らすオッサン的な見どころ

これまで黙っていたが、やっぱり言ってしまおう!僕は「逃げたら恥だが役に立つ(以下、逃げ恥)」を観ている。

いや、ただ観ているどころか、毎週、狂おしいほどに逃げ恥の放映を楽しみにしている。

いままで家族にだって黙って、録画&視聴し続けた理由ははっきりしている。

既婚者で子どもだっているおっさんが、

  • 新垣結衣がメッチャかわいい!
  • ガッキーの逃げ恥ダンスに萌える!
  • 森山みくりがかわいすぎる!
  • ガッキーの演じる森山みくりが最高!

などと、家庭で口にすることはタブーだからだ。

ドラマはリアルタイムで増幅

じつは逃げ恥を楽しむようになって新発見があった。テレビドラマはリアルタイムで見るべきである。

僕はガッキーの演じる逃げ恥と、同じ時代に生きることができて幸運だと思っている。もしも、僕がもっと後に生まれていて、逃げ恥をリアルタイムではなく、過去の名作として観たとしても、こんなにも心を鷲掴みにされたうえに、絞り上げられるような激しい感情にはならないだろう。

その理由は、DVDであれネット視聴であれ、気に入った動画は連続してまとめて観てしまうからだ。

基本的に、テレビドラマをリアルタイムで楽しむのは、一週ごとに待ちわびる期間に期待感を醸造できる点にある。しかも、単に待ちわびているだけではない。前回の放映を繰り返し観て、みくりさんへの思いを募らせている。一週間で積もりに積もった、みくりさんへの気持ちをヒャッハーするのが火曜日なのだ。

恐怖といえば・・・。

オッサンとしての自我は、完全に逃げ恥に壊されてしまった。皮をかぶったオッサンいまやオッサンの革をかぶった童貞くんに逆戻りだ。

いまは、妻に逃げ恥を観ていることがバレるのが怖い。

幸い妻が我が家のHDレコーダーをチェックすることはないが、もし妻に、大切に隠し持っているガッキーの笑顔を見つかったらと思うと、怖くてたまらないのだ。

そう言えば、妻に見つかるよりも、もっと怖いものがあった。毎週火曜日が待ち遠しいのだが、同時に、観るたびに近づいてしまう逃げ恥の最終回が怖すぎるのだ。

どうする!?
どうする平匡さん!?

ドラマはすれ違ってナンボ

逃げ恥を表す言葉に「ムズキュン」というのがあるのをご存知だろうか?

毎回、逃げ恥にはムズムズさせられている。ドラマとしては狙い通りだ。

毎週一話ごとに逃げ恥では、視聴者にムズムズして欲しいゴールが設定されている。毎回そのゴールに向かって登場人物の会話やエピソードを紡いでいく。

そしてそのゴールはほとんど、すれ違いで終わる。恋ダンス、そして次週の予告につながるのだ・・・。
だからみんなが気になる。だから次週も観たくなる。一週間みんながムズムズしながら過ごすのだ。

第7話のすれ違い

第7話のラストで、平匡さんがみくりさんに二回目のキスをした時もそうだった・・・。

みくりさんは、平匡さんに抱きつき、言った言葉
「いいですよ、わたしは、平匡さんとなら、そういうことしても・・・」

いや、みくりさん、それはおかしいでしょ!
あなたちょっと前まで「平匡さんが好きです」って言おうとしてたじゃない!

みくりさんは、抱きついた平匡さんの耳元でそれを囁やけば良いところを、
なんでいきなり「平匡さんとなら・・・」になっちゃったわけ?

第8話のすれ違い

第7話のラストは心がすれ違った。つづく第8話のラストは二人の場所がすれ違っていた。

「会えます! いま近くにいます! 会って 火曜日の分のハグを!」といって走り出した平匡さんであったが、みくりさんは覚悟を決めて303号室に帰っていた。

視聴者にとって、火曜日のハグが来週におあずけになった格好だった。

でも、みくりさんとしては、平匡さんがみくりさんの実家である館山に迎えに来てくれて本望だったであろう。一方で、平匡さんにとっても、自らの意志で303号室に帰ってきたみくりさんを愛おしくてしょうがないはずである。

場所はすれ違ってしまった二人ではあったが、お互いの気持はしっかり向き合ってきた証拠である。

そして視聴者としても、毎回スレ違いながら、それでも少しずつ距離を詰めていく二人から、やっぱり目が離せないでいるのだ。

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