Eテレの番組「エデュカチオ!」で紹介された、子どものストレスをコントロールする方法。
小学校3年生から中学1年生までの子どもに対して行われた街頭アンケートでは、驚くことに20人中17人がストレスを感じることがあるという。
楽しいだけの子供時代というのは、大人が勝手に振り返った印象にすぎないらしい。
子どものうちに、ストレスの原因を知り、正しいストレスの対処方法を知ることは重要だと思いました。
子供のストレスを知る
エデュカチオ!番組パネラーの、尾木ママと東山くんの、子どものストレスに対する感じ方に納得。
東山くん自身も「子どもの時のほうがストレスがあったかもしれない」と発言。
学校や家庭、近所の遊び友達など、閉ざされた世界に生きていかなくてはいけない子ども。意外に窮屈な思いをしているかもしれません。
おおむね、上記のような意見が多くありました。
子どもにストレスがかかっている状態を知る
子どもに限らずですが、ストレスを抱えている場合の心理状況。
ドキドキ・ハラハラ・ブルブル・ヒヤヒヤ・・・。大人になっても、どれも嫌ですね。
一方で、子どもにストレスが溜まると生活にどのような変化が現れるのかも紹介されています。
どれをとっても、思い当たることはありませんか?こんな症状が子どもがストレスを抱えているサインです。
子どものストレス実例
番組では、学校の勉強が子どものストレスになっている例を紹介していました。
4年生になって覚えなければいけない漢字が増えてストレスを感じているという。
両親で、子どもの勉強を見ていますが、ダメ出しのオンパレード。
基本的に言い返すことができない子どもは可愛そうです。
しかし、我が身を振り返っても、こんな経験ありますよね。
「人の振り見て我が振り直せ」とはこのことです・・・。
ついに、勉強しながら泣きだしてしまった子ども。
私も、子どもの勉強に口出しして泣かせた経験があります。
子どものストレスケア
ストレスケアの鍵は「心のつぶやき」にあるといいます。提唱者は兵庫教育大学大学院教授、冨永良喜さん。
子どもは学校や家庭、あらゆる場面でストレスを抱えることがあります。子どもの置かれている状況をよく考えてあげることが重要なようです。
サッカーチームのレギュラーに入れずイライラしてゲームばかりをしている子ども。
こんな時に、この現在の状況だけをみて、「ゲームをやめろ」とか「練習しろ」とか言ってしまってはいけないという。
子どもに声をかける前に、考えてほしいことが「子どもの心のつぶやき」だという。
この心のつぶやきを理解してから声をかける様になれば、かける言葉が変わってくるという。
子どものやってきたことを認めてあげて、励ましてあげることから始めるといいという。
子どものつぶやきを知って変わった実例
先ほどの漢字を覚えるのがストレスに感じている子ども。
両親は、ストレスケアの講座を受講して、子どもの「心のつぶやき」を感じるようになった。
子どもの大変さを知ることができて「1日1つずつ覚えれば?」という声掛けに変わっている。
1日1つずつでも覚えていけば1年間で365個も漢字が覚えられるよ!というと子どもの表情が明るく変化している。
今まで子どもの気持ちじゃなくて、自分の気持ちで子どもに言っていた。
講義を受けて、子どもの気持ちを考えて、どうしたらいいかやってみました。
大人のためのストレス・マネジメント
実は、大人にとってもストレス・マネジメントは重要だといいます。
後輩に声をかけたのに返事が帰ってこない。こんなことありますよね。
「挨拶ぐらいしろよ、腹が立つ奴だ。」などの心のつぶやきは怒りの気持ちが起こって、自身のストレスになる。
また、「オレ、あいつになんか悪い事したかな?怒ってるのか?」といった悲しみのつぶやきもストレスに繋がります。
「声が小さくて聞こえなかったか」といったつぶやきは、ストレスにつながらない。
その出来事を受けて、心のなかでつぶやいている自分の声が悲しみや怒りを引き起こしている。
これは納得!
腑に落ちました。
気になるまとめ
子どもにかける言葉として、極め付きなのが「いつでも話を聞くからね」という言葉だそうです。
安心感を与えて、子どもは親の思いを知ることが出来るという。
さっそく実践してみたいと思います。